リノベーションとは

この言葉自体が造語です。もともとは「inovation革新・新たな形成」という単語に「re再び・回復する」という意味を加えて、一般に、今ある建物を大規模な改修を行う事で時代の変化に対応させ、建物に初期からあった性能以上の価値を加え、「再生renovation」させる意味合いで使われています。

もともとは1960年代のアメリカで若いアーティストたちがコンクリートの壁やむき出しの配管が見える廃墟同然の建物を白いキャンバスに見立て、新たな価値や独特の個性を表現した事が文化になったともいわれています。

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リフォームとは違うの?

少しデザイン性のあるリフォームと同じだと思っていらっしゃる方は多いと思われます。あえて区別するなら、「リフォーム」は内装の原状回復や部分的な設備の取替を目的とした「修繕」、「リノベーション」は構造的な部分も含め改修し、間取りを大幅に変更する事も可能で、耐震性や高断熱などその建物が新築時に持っていなかった機能を現代の基準にあったものにすること。その上で大量生産で建てられたものには無かった使い手の個性にあったものにすることといえるでしょう。

"再生"&="リノベーション" 住まいの基本性能を向上させる付加価値のあるリフォーム

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スクラップ&ビルドの現代、住居に満足感のもてない日本

現在の日本はまだ、住宅も含め建物は20〜30年で全部壊して建替えてしまう社会です。二酸化炭素排出量の3分の1が建築分野からのものだという現実もそれを裏づけています。日本人には新築信仰のようなものがあり、30年程度で建物の価値がなくなるから建替えなければと考える人が多いのに驚かされますが、実はこれは資金を融資する側(金融機関)の誘導に過ぎません。

25年で建物自体に価値がなくなる設定にして、次の融資を必要とされなければ困るのは、融資する側であって実際にそこに住んでいる人ではないのです。市場的に資産価値がないと住む価値がない?実際にはそんなことはないと思われませんか?仮に建替えたとしても入居した翌日からその建物は中古になります。

そのような堂々巡りを続けて新築を追い求め続ける現象は、自分の住まいに満足している日本人がいかに少ないかを物語っているように見えます。

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リノベーションの時代へ

平成18年6月8日に「住生活基本法」が公布・施行されました。これは今までの「住宅の新規供給量の確保」を中心とした政策を転換し、居住環境を含めた「良質な住宅ストックの形成」を通じて豊かな住生活の実現を図ることを目的として制定されました。

一方世の中の流れも、環境保護の観点から、地球温暖化防止、エコ、LOHASなどの思想に見られるように、大量生産、大量消費で成り立つ社会から、地球環境と共生する社会へ変わろうとする流れに向かっています。

新築でも建替えでもない、『使える部分はまた使う』新たな選択。リノベーションは地球環境にもやさしい、サスティナブル(持続可能)な社会へ変えていける大きな一歩になるでしょう。

私たちの考えるリノベーション

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